活動報告

『薬剤師のための英語論文を読む会・サイカケル8』及び『薬剤師のための基礎統計学講座』

7月23日、浦和にて開催された『薬剤師のための英語論文を読む会・サイカケル8』及び『薬剤師のための基礎統計学講座』に参加させていただきました。)

『薬剤師のための基礎統計学講座』は3回コースで、今回がその3回目。最終回の今回は『検定』についてお話をいただきました。

タイトルに『薬剤師のための』とついている通り、井上先生には3回の講義を通じて常に現場に役立つものをという視点からお話しいただいたと思います。添付文書を読むにあたっての注意事項や、有意差と薬の有効性に関連はあるのか等、統計を身近に感じられるような切り口をたくさん用意していただき、大変有意義な講座でした。井上先生、ありがとうございます。

『統計学講座』については、今回は基礎の基礎ということで、希望があれば応用編も開催していただけるそうです。また、日高、熊谷では同じ基礎編が現在も開催中ですので、ピンときた方は是非ご参加ください。

また、『サイカケル』では、上記の統計学講座の流れを汲みながら、リンゼス錠0.25mgの論文を取り上げていただきました。文献としても大変勉強になったのですが、今回それ以上に面白かったのが、その論文上で薬剤の有効性を確認するために設けられた質問事項。「便秘が改善したか?」を判断するために、便の堅さだけでなく、頻度、スッキリ感の変化や「いきみがなくなったか」ということまで。我々が便秘の方のお話を聞くときにも、これだけの確認方法があるのだと学ばせていただきました。早速、今後の業務に生かしていきたいと思います。

『サイカケル』も、引き続き月に1回のペースで開催される予定です。また、今後理学療法士のリハビリ指導、栄養士の食事指導等も併せて行われる計画がありますので、こちらも是非奮ってご参加ください。

青年部会員 藤野智子(やわらぎ薬局)

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青年部バーベキュー親睦会 みんなで秩父へ!!~長瀞名物ライン下りもみんなで乗ろう~

平成29年5月21日  11時~15時
場所:長瀞 古沢園

今回は秩父の長瀞にある古沢園にてバーベキュー親睦会を開催しました。
最高気温33.4℃を記録する猛暑にも関わらず、遠方より多くの方が参加してくださいました。参加者は27名、うち4名はなんと大学生です。非会員の参加者も全員青年部に入会していただきました。

 

バーベキュー会場は近くに湧水が流れる深緑に囲まれた涼しい山裾で開催されました。食事は肉、野菜、きのこ、焼きおにぎりといった美味しい秩父の幸がてんこ盛りです。


親睦会への参加が初めての方もたくさんいましたが、各テーブルで会話に花が咲いていました。私のテーブルでは、「将来自分の店舗を持って薬剤師として活躍したい」、「学生時代に勉強した漢方の知識を生かしてOTC販売を頑張りたい」などの話が聴け、自分ももっと目標をもって頑張ろうという気持ちになりました。

 

続いて長瀞名物ライン下りへ。和舟で長瀞を流れる荒川を下り、大自然を満喫するのがライン下りの醍醐味です。最近では土屋太鳳さん出演の西武鉄道テレビCMでも話題になっています。

川の流れが緩やかな時には巨大な岩に囲まれた迫力ある景色を眺め、急な流れの時には風を感じながら絶叫マシンのようなスリルが味わえました。乗船し終わると、癒しと興奮で私の日々の疲れが吹き飛んでいました。秩父にお越しの際は乗らなきゃ損です。

 

全体を振り返って、親睦会は楽しく仲間と親睦を深められる集いになったと思います。バーベキューやライン下りをするうちに自然と会話が生まれ、どのような薬剤師がどこで何をしているのか、といった情報交換ができました。こういった親睦はただ勉強会で顔を合わせるだけではなかなかできません。食事や自然を堪能しながら親睦を深められたことは、私にとってとても充実した時間となりました。

皆さんも是非青年部に入会して楽しく語らいましょう!!

青年部会員 杉山晃平(秩父郡市薬剤師会)

薬剤師のための論文の読み方を学ぶ会「サイケケル6」および「第二回薬剤師のための基礎統計講座」活動報告

平成29年4月23日(日)10:00〜13:30
場所:レンタルスペースホーリィ浦和

 

 

 「第二回薬剤師のための基礎統計講座」講師は埼玉県薬剤師会青年の井上重之先生です。今回はまず母集団と標本についてわかりやすく説明していただきました。
分散とは数値データのばらつきを表すための指標です。値が大きいほど平均から離れていることになります。
標準偏差はデータと単位をそろえることにより比較ができるようになります。標準誤差では母平均にどれだけ近い値を表す指標です。標準偏差と標準誤差は似ていますが異なる性質を表すものです。
また、トピックスとして偏差値についてお話がありました。数式で表しますと偏差値=50+10×(取った点数-平均点)/点数の標準偏差です。偏差値が70以上の人は上位2.5%に入っていることが分かります。具体的でとてもわかりやすい内容でした。
ありがとうございました。

 「サイカケル6」では、2016年にGUTに掲載されました
Vonopurazan,、a novel potassium-competitive acid blocker,as a component of first-line and second-line triple therapy for Helicobacter pilori eradication: a phase III ,randomized,double-blind study
の論文を取り上げました。

タケキャブによるピロリ菌除菌の第Ⅲ相試験のデータです。
まずPPIの薬効のメカニズムを有機化学の視点からわかりやすく説明していただきました。PPIとボノプラザンは分子構造からみて違うお薬ということを改めて理解しました。
論文を読み始めるとボノプラザン使用による効果はとてもよく有意差を持って除菌率を改善しました。2次除菌では98%の効果でした。また、サブ解析では年齢やMICやCYP2C19により効果に違いがあることがわかりました。
一般的にピロリ菌除菌率が近年下がってきている理由の一つは耐性菌が増えてきたためと考えられています。
最後に論文を読み終えて、ボノプラザンに変えてピロリ菌の除菌率は改善したが理由が良くわからないという意見がありました。ピロリ菌の生態も完全には解明されていません。耐性菌が出てきている事はわかっている。他にも胃酸分泌能の違いも関係しているのかもなど幅広い意見が出されました。皆さんも一緒に参加して知識を深めませんか。

青年部会員 友成 康二(ふれあい薬局)

サイカケル5活動報告

 3月15日(水)浦和で行われた「薬剤師のための英語論文の読み方を学ぶ会・サイカケル5」を主催しつつ参加させていただきました!
 今回は、なんと横浜から学生の方が参加され、平均年齢を引き下げてくださいました(笑)この場を借りて御礼申し上げます。


 肝心の論文は、前回に引き続き「運動と記憶」に関連したテーマ。運動することで、脳の海馬が大きくなったり、記憶する力が上がるという、仕事に(自分にも?)生かしやすい内容でした。

Exercise training increases size of hippocampus and improves memory.
Proc Natl Acad Sci U S A. 2011 Feb; 108(7): 3017-3022. (PMID: 21282661)
(こちらから全文が読めます)
http://www.pnas.org/content/108/7/3017.long

 本当にポイントだけ申し上げると、有酸素運動を1日10分、週3日から始めて、1週間ごとに5分ずつ時間を長くしていく。そして最終的に1日40分、週3日の有酸素運動を1年間続けることで、記憶を司る海馬が大きくなり、空間認識の力も上がるとのことです。有酸素運動については、「運動強度」や「カルボーネンの式」などで調べていただくと、目標とする心拍数が分かります。年齢によっても違ってくるようなので、ご興味のある方は是非、調べてみてください。
 そして、大事なことですが、この論文の被験者は65歳から80歳の方々。自分も成長期はとうに終わりましたが、さらに上の年齢になっても取り組み次第で身体を向上させていけるということにとても勇気づけられました。この点、仕事にも生かしていきたいと思います。
 余談ですが、写真は海馬の絵(笑)今回は少人数だったこともあり、雑学を交えたとてもアットホームな会になりました。自分も、これで5回参加したことになるのですが、いつもとても勉強になっており、また色々な方にお会いできてとても幸せです。ご参加いただいた皆様、そしていつも講師を務めてくださる工藤さん、本当にありがとうございます。
 最後に、少しだけフライングで告知させていただくと、次回は4月23日(日)午前、サイカケルと統計学勉強会の2本柱になります!また、皆さまと勉強させていただけるのを楽しみにしております。

青年部会員  藤野 智子

薬剤師のための論文の読み方を学ぶ会「サイケケル4」および「薬剤師のための基礎統計講座」活動報告

平成29年2月19日(日)13:00〜16:30
場所:レンタルスペースホーリィ浦和

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「薬剤師のための基礎統計講座」では代表値について学びました。
まず、統計学に入る前にグラフ、数字は批判的に読み解いていくことが必要であることを、グラフのトリック、数字のマジックとして紹介していただきました。グラフは一つのデータから作成者の意図で見る側の意識が大きく変わること、数字はわかりやすいメジャーである反面誤魔化すこともできてしまうということをわかりやすく解説していただきました。

代表値はデータの特徴をとらえるための統計量の総称であり、代表的なものに算術平均値、中央値、最小値、最大値、最頻値があります。それぞれを実際のデータで確認し、代表値1つではデータを端的には表すことができないということを学びました。
次回はこれらのデータ群を区別するために必要な統計量である偏差についてお話しくださるとのことです。

演習として、ヒストグラムというデータの分布が視覚的にわかる統計グラフをExcelで書いてみました。そのデータを用いて、最大値、最小値をExcelで表記する方法を教えていただきました。

「サイカケル4」では米国睡眠医学会のジャーナル「SLEEP」に2013年に掲載された
Regular Exercise Prevents Sleep Deprivation Associated Impairment of Long-Term Memory and Synaptic Plasticity in The CA1 Area of the Hippocampus .
SLEEP.2013May;36(5):751-61.(PMID23633758)
を取り上げました。

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今まで睡眠不足により長期記憶の低下が起こり、それに海馬が関係しているだろうといわれてきました。この論文ではラットの長期記憶を確認する行動実験、海馬のCA1エリアにおける電気的刺激の確認、海馬においてシナプスの可塑性が起こった時に発現するタンパク(BDNF、CaMKⅣ、MAPK/ERK、P-CREB)の確認の3つの方法で検証しています。実験のデータを見る際には「基礎統計講座」で学んだ平均値がどのように表されているのかを確認しながら論文を読み進めました。
結論として、睡眠不足による記憶低下は運動を行うことで改善できること、また、それに海馬が大きく関わっていることを報告しています。

2010年以降、運動による記憶力向上や認知症予防の報告が多くなっています。この論文は運動による記憶力の向上に海馬が大きく関わり、高齢や認知症による記憶力の低下を運動により取り戻せる可能性があることを示唆しています。

以下のURLから論文の全文を読めます。
https://academic.oup.com/sleep/article-lookup/doi/10.5665/sleep.2642

次回は運動と記憶力の関係について認知症を含めた話に発展するとのことです。

いずれの講座も次回が楽しみです。

青年部会員 上妻加奈(かくの木薬局)

「臨床検査値から処方をどうみるのか?」・SGD「臨床検査値を日常業務に活用するには」活動報告

平成29年2月5日(日) 13:00 ~ 16:00

 今回は講師にどんぐり工房の 菅野 彊 先生、ファシリテーターとして 津山 俊子 先生をお招きして講演会を開催しました。講演会には青年部会員、非会員、病院薬剤師、薬局薬剤師問わず、50名以上と大変多くの方々に参加していただきました。

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 菅野先生のご講演では、検査値から腎、肝機能の推測から始まり、検査値と処方内容から副作用を考えること、検査値から薬剤の投与設計といった内容をお聞きしました。
 まず印象に残ったことは、尿中未変化体排泄率や油水分配係数から腎排泄型または肝消失型が判断でき、それらの数値は添付文書やインタビューフォームに記載されているということでした。今後添付文書はしっかり読み、業務に役立てたいと思いました。
 もう1つとても印象的だったのはHbA1cから過去の血糖値を知る方法があるということです。約2か月前の血糖値を「推定平均血糖値=28.7×HbA1c(%)-46.7」から求めることができます。ですがだいたいの平均血糖値は「(HbA1c-2)×30」という簡単な計算で推測することができるということに驚きました。平均血糖値を継時的に追えてない場合でもこの計算でHbA1cから推測することにより、患者さんの状態を評価する一つのツールとして活用していきたいと思いました。

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 講演を聞いた後は参加した方々でスモールグループディスカッションを行いました。SGDの内容は実際の症例をもとに、検査値と処方薬について問題点はどこか、問題点についてどうしたらいいか、を考えました。ランダムに9つのグループに分かれ、1つのグループ内には薬局薬剤師、病院薬剤師が混在していました。違う環境で働く方々と共に意見を出し合うことで、着眼点の違いや考え方の違いに気づかされ、とても刺激を受けることができました。

 講演後は菅野先生、津山先生を交えて懇親会を行いました。楽しく様々な話をする中で、各々の薬局の雰囲気やコミュニケーションの取り方の話がありました。地域が異なるとコミュニケーションの取り方も異なり、患者さんとの接し方にも地域の個性があると気づくことができました。そんな話を聴く中で、私も様々な地域の雰囲気を感じてみたいと思いました。

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 菅野先生、津山先生、今回は大変貴重なご講演ありがとうございました。また、多くの皆さんに参加していただき、ありがとうございます。今後も勉強や交流会にも多くの方に参加していただけたらと思います。

青年部会員 若林滉貴(秩父郡市薬剤師会)

スキー・スノーボード交流会報告

平成29年1月29日 9:00-16:00
場所:ノルン水上スキー場

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今回はノルン水上スキー場にて、スキー・スノーボード交流会を開催しました。途中集合した駒寄パーキングでは群馬名物の空っ風が冷たく吹き付け、行先を温泉に替えたい気もしましたが、スキー場では天候に恵まれ1枚脱ぎたいくらいの陽気でした。
青年部会員だけでなく家族ぐるみでの参加もあり、また初心者から上級者が揃い、教え合い助け合いながら楽しい時間を共有することができたかと思います。帰路では、日頃の運動不足がたたり、右足が攣りそうなのと格闘しながら渋滞を切り抜け(私だけ?)、無事帰宅となりました。

多くの皆さんに参加していただくことで、新たな出会い、気付きが得られることと思いますので、上手い下手など気にせず遠慮しないで是非いろいろなイベントに参加していただければと思っています。

報告者 埼玉県薬剤師会青年部 田中忠光